Life affair -109ページ目

沖縄旅行-2-

朝から北部“やんばる”を目指す。
去年本土から沖縄に移住した彼氏の友達の
生活するファームにお世話になるためだ。

今帰仁の道の駅で、揚げたてのさーたーあんだぎーを頬張り
名護を経て進んで行くにつれ、亜熱帯の原生林に
深く深く吸い込まれていく。

インパチュエンス


色濃く鮮やかな緑が目の前に広がり
咲き頃であるインパチェンスが満開で、
なんだか歓迎してくれているように
とても可愛かった。後で聞いて驚いたのだけど、
このインパチェンスは、とてつもなく繁殖してしまった
雑草なんだそうだ。
彼の友人R氏の働くパン屋さん、八重岳ベーカリーに
ようやく辿り着き久しぶりの再会。

周辺一体がオーナーの所有地で、
ベーカリーの他に教会と畑が点在する。
これから山を更に開拓し、将来的には観光農園に
する予定なのだそうだ。

私達がお世話になるのは毎週礼拝が行われる教会に
設けられた部屋。一旦荷物を置かせて貰い
完璧な沖縄探索にいざなっていただく。
まずR氏お勧めの沖縄そばのお店、夢舎へ。
テラスで食べる手打ちのおそばに
自家製のゆし豆腐、おから、豆乳と
すべて自然の造物そのものの味で大満足だった。

そして、昨日通りすがり波の上ビーチに行ってみたが
満足出来なかったうっぷんが一瞬で晴れてしまう、
備瀬浜のエメラルドビーチで遊ぶ。
貝殻を拾ったり、色んなナマコに絶叫したり、
10歳くらいの少年にいとも簡単に捕獲されてしまった
ハリセンボンを触らせてもらったり
ああ、自然があるだけで感じる幸せとは
こういう事なのだと実感した。

ハリセンボン

<少年の手からキャッチ&リリースされるハリセンボン>

海洋博記念公園や、こちらも世界遺産である今帰仁城跡を
巡ったあと、夕暮れには花人逢(かじんほう)という
眺めの美しいオープンテラスのピザ喫茶へ。
空気もピザもマンゴージュースも
美味しくて、満ち満ちた1日を終えました。

今帰仁猫

<今帰仁城跡の美猫>

つづく

沖縄旅行-1-

マイレージで予約して、運良く格安でチケットを買えたので
私にとって7、8年ぶりの沖縄へ。

空港に着いてすぐレンタカーを借り、先ずは首里城に向かう。
かつての琉球王国の歴史そのものの世界遺産である首里城は
本土の城とは違い、戦の為に作られたのではなく
主に政治や祭典の為に建てられたお城なんだそうで、
中国建築を思わせるような鮮やかな朱色が
まぶしいくらいだった。
http://www.shurijo.com/about/history.html

首里城


その後近辺の食堂で沖縄そばを食べ
戦前の沖縄建築をすべて備えた、中村家住宅を見学し、
A&Wでジャンクな夕食を取り、ホテルへ。

ハイビスカス A&W

あちこちに施されたシーサー、石灰石の石垣、
濃い緑の植物、ハイビスカスなどに沖縄を実感し、
テンション上昇の1日だった。

つづく

「真夜中の弥次さん喜多さん」

Kちゃんと、しりあがり寿の漫画を映画化した、
「真夜中の弥次さん喜多さん」を観に行く。

弥次喜多



お江戸ではまだまだ禁断の“ゲイ”カップル、
弥次さんと喜多さんが、喜多さんのヤク中を絶つため、
「リアル」を探すためにお伊勢を目指すロードムービー。

長瀬智也扮する弥次さんと、中村七之助扮する喜多さんが
互いを深く愛しあう姿が愛くるしく、
喜多さんの幻覚症状の映像表現、
気持ちよい程個性キツすぎる豪華なキャスト、
すべてが最強のクドカンワールド!
そして、かけがえのない生死が
根底のテーマになっているところが効いていた。

個人的には、松尾スズキのヒゲのおいらんが歌う
♪学ラン着ててもおいらんだ~
 おいらん集まりゃワイ談だ~
にかなり心を捕えられた。今も頭を回っています。

「タイガー&ドラゴン」も夢中で観ているが
クドカンのドラマや映画は、出演者が
かなり楽しんで役に徹しているのが手にとれるようで、
それまで興味を持つ事のなかった俳優さんに
好感を持ったりという事が多い。

‥またしても最高に笑わせていただきました。

帰国

早朝に関西空港に付き
バスに乗って自宅へ向かう。
日本は寒くて、薄手のジャケットの前をかき合わせた。
すでに懐かしくすら思える我が家に着く。

洗濯中に買って来たものを並べ出すと
まるでお店のようになってしまった。

IpaNima

無事帰って来られた事に感謝し、
私のような恐がりの不安性でもなんとかなるんだなあと
改めて思った。
それは勿論、旅の安全を願ってくれた
家族や彼氏や友達や、現地で出会った
人なつこく親切な人達のお陰なんだけどね。

途中、すごく感じた事は
日本に居る時より孤独を感じなかった事。
元から1人で旅をしているから
気持ちが割りきれて居たのだろうか。
しかも普段では考えられないくらい
人に話し掛けたりしていたように思う。
勿論疲れて淋しさを感じた時も有るが
1人の自由気ままさも満喫できたと思う。

すでに次ベトナムに行くとしたら
街2:自然3で、ビーチなんかでのんびりしたいなあとか
買い付けの仕事が出来たら最高なのにとか
いろいろ想像してしまって止まない。

鮮烈で面白い、良い経験になりました。

箸置き



ベトナム旅行-5-

まさかとは思うが、今日はベトナム最後の日。
朝から、自分でも呆れるくらいの朝食を食べ、
昨日しつこく付いてきた、(自称)水谷豊似の
バイクタクシーのおっちゃんが
「ベンタイン市場よりチョロンのビンタイ市場が安くて良い」
と言っていたのもあり、まずチョロン地区へ向かう。

市場へは結構遠かったので、
ホテルのベルボーイさんにタクシーを呼んで貰う。
ホテル前で拾った事と、ドライバーが温厚で
やさしそうだったので安心してしまったが
後に少しがっかりする事件に遭う。

ビンタイ市場ではビーズのスリッパやヘアアクセサリーを
大人買い。やはり、街のきれいなショップで買うより
随分安く、2個3個まとまて買うにつれて
交渉次第で安くして貰う理由になるので
なるべくあちこちで点々と買わずに
1つのお店で電卓をはじき、まとめて買った方が得だ。

ビンタイ市場内


次にまたタクシーに乗り継ぎアンドン市場へ。
こちらはショッピングセンターのような面構え。
ここでは特に買い物はしなかったが
迷路のような市場内を探索し
食堂でお昼を食べて、更に昨日行ったベンタイン市場へ。

ここでも刺繍やシルクの巾着、コースターを購入。
やはりベトナムでの買い物は
女の子の方が100倍楽しめるんじゃないだろうか。
訳が判らなくなる程買い込み、しつこく負けてと値切り
最後のお店で、母親にと蓮の刺繍のバッグを選んでいた時
肝の座った商売人の女の子に
ジャスミンティーも買っていかないかと勧められる。

香りも良く、欲しいと思ったので、いくらと聞くと
「200gで6ドル、400gで8ドル」と言うので
「そんなに沢山要らないし高いよ、200g3ドルにして」
と値切ると「それじゃあうち赤字!600g10ドルでどう?」
(彼女は日本語がとてもうまい。)と引く事がないので
「そんなに要らんねん、じゃあやめるよ。」と言うと、
「わかった!200g4ドルでいいよ。」
「お金がないから3ドルじゃなきゃやめとくよ。
 バッグだけちょうだい。」
「わかった!!もう200g3ドルでOK!」
と話が運んだので、(多分)コツとしては
大阪弁で感情込めて、自分が相場からある程度設定した額で
買えないなら、キッパリ諦める(私はずっとこの芝居が
出来ないでいた。)覚悟で交渉に挑むのがベストなんだなあ、
と掴んだのは市場での買い物最後のお店‥。

ジャスミンティーを計量して貰っている時
彼女はガッツリと「そのサングラスちょうだい」
と言ってくる。
「これは気に入ってるからダメ!」と答えると
「今日日本に帰るんでしょ、もう要らないでしょ~。」
と、なんともあざとい。もちろん渡す訳はないが
市場で買い物した中でかなり濃厚で面白かった思い出。

ジャスミンティーの入った袋は、なぜかタワレコのPP袋に
入れてくれたので「なんでタワレコなん?」と聞くと
「ああこれ?ニセモノニセモノ!」と笑うが
ニセモノを作る程、タワレコの袋って希少なのか?

ちょっとした事件はここで起こる。
ほぼ半日つきあってくれたタクシーの運転手
ドンさんは、とても良心的な人‥
と気を抜きっぱなしだった私が甘かった、ああ甘かった!
あちこち巡って貰ってもらい、20ドルだと、
最初彼はボールペンでメモに書き付け、
見せてくれてまで確約したのに、20ドル渡すと、
足りないと言う。

さっきのメモを再び出してきて私に見せるのだが
いつの間にやら“20”の“2”を細工し
“3”にしてあるではないか!
セコいよドンさん‥セコすぎるよ‥‥!!

「なにこれ!おかしいでしょっ、約束したでしょ!!」
と攻めると、あれ~おかしいなあ、みたいに
首をかしげとぼけるので、
「これ以上は絶対出さないよ!バイバイ!!」
と、すぐさま車から出てバタンとドアを閉めた。

勝手に厚く信頼し、がっかりしている自分が
何となくバカバカしくなり、疲れもあってかナーバスになった。

よく考えたら、市場で待って貰っている時の
パーキングチケットを見せられ、650ドンを
2度払ってもいるのだが、あのチケットも
本物だったんだろうか。どう考えても高いような‥。

確かに遠かったけど、タクシー代20ドルというのも
最初に高いと気付くべきだった、と
後でガイドブックのタクシー料金の相場を見て反省した。

でも、危ない目に遭った訳じゃないし、
勉強になったと割り切ろう、
と疲れて入ったハイランドコーヒーで
何とか気持ちを切り替えた。

そもそもボラれる=お金を持っていると思われている。
確かに私は日本人で、ベトナムに来たら
単純にも、何もかも安い、と気が大きくなり
浮かれて買い物ばっかりしている訳だし
どこかで現実的な気持ちのリセットが必要だったのだ、
きっと。

その後、今日PM8:30のピックアップの時間まで
とりあえず最後の街散策をし、お茶をして過ごす。
『Casa BRUTUS』のバックナンバーでコンラン卿が
紹介していた食器屋さん、セラドングリーンや
かなり個性溢れる雑貨が並んでいて気に入った
サイゴンキッチュ、昨日立ち寄ったハイセンスな
食器屋さんの支店 life IMPRESSionなどを見て回る。

シルクやレース遣いがとても可愛い洋服屋さん、
Shokoではショッキングピンクのレース編みの
トップスを購入。

ベトナムで最後の食事をと思い
入ったドンコイ通りのTUDO Libertyで
でっかいバイオンセオを平らげる。

バインセオ


このお店では、日本語のうまい店員のおじさん
トンさんを筆頭に、ボーイさん達に次々と話し掛けられ
(皆ヒマなのか?)なぜか和気あいあいと撮影大会。

「次はいつベトナムに来ますか?」と聞かれ
お金を貯めて2、3年後にと答えると
ぜひその時みんなで食事でもしましょうと
上手な日本語で誘われた。

またも顔がほころび、ずっと1人で過ごす旅の間は
こういう瞬間の一つ一つが宝のようだと実感した。

ボーイさん達


店を後にし、PARIS CAFEで最後のドン札を使い切る。
聞いていた通り、練乳の入ったベトナムコーヒーは甘~い!
でも日中の暑さで疲れた身体には丁度良いのかも。
美味しかった。
しかしこの旅では、暑いのに1人なのに本当によく食べたなあ。

ベトナムを発つのが淋しい想いと裏腹に、充実感と
日本へ帰る喜びを感じながらホーチミン空港へ。

つづく

ベトナム旅行-4-

ホテルのビュッフェで、フルーツやフランスパンなど
充実の朝食を食べ、朝からベンタイン市場へ。
ホーチミンはハノイの10倍くらい暑い!(ような気持ち)
バイクも更に多いので気を引き締めて出発。

道中、どこまでもニコニコしながら
「おっはー」だの「毎度」だの言いながら
付いてくるバイクタクシーを数人かわし、
10分程歩いて到着。
今回のホテルは行動範囲から近いし
判りやすい場所なので気が楽だ。

市場では、スリ、ひったくり、ボラれる‥
と良くない噂を聞いていたので
かなり緊張感もあったが、一軒買い物をしてみたら
皆やさしく陽気で、余計ともいえる雑貨や小物を
ついつい買ってしまう。

ちょうちょ


衣服は、デザイン面で欲しいと思えるものは
皆無だったけど、やはりビーズのバッグ、ミュールなど
小物類はどこのも可愛くて安かった。
(価格はもちろん交渉次第。)

食品のブースもかなり幅を効かせていて
精肉や魚介類、フルーツやコーヒーやお菓子‥と
目まぐるしく、見ていて楽しい。
ドリアンの香りは強烈だったが‥。

昼過ぎには市場を出て、行ってみたかった場所の
メインともいえるドンコイ通りを探索。
ガイドブックなどでは見た事のなかったお店
Martha Nではミュールを2足、
そのほかem em、KiToなど有名どころの
雑貨屋さんでも買い物。

ミュール


洗練や刺激を感じたのが、ホテルのすぐ近く
Le MONDE Saigonなる食器屋さん。
グランドホテルの1Fだが、見た事のない
美しい発色のピンクやオレンジ、グリーンなどの
カラフルな漆食器や、セラドン焼きのティーポットなどが
並んでおり、レ・クリントのルームライトが
ディスプレイされていた。目の保養になりました。

行ってみたかった
サヴィキコ・キンドー・ショッピングセンターが
無くなっており、工事中の敷地を見てとてもがっかり。

一旦ホテルに荷物を置き、デタム通りまで足を伸ばそうと
サイゴン川沿いを歩く。
ベトナムではいつも、迷わないように
多少遠回りでもなるべくまっすぐな道を
選んで歩いていた。
川沿いは、歩き始めは銀行などが立ち並び
都会の延長なのだが、進んでいくにつれて
なんともスラムな雰囲気になってきた。
と言っても、現地の人が普通に生活している姿であり、
すごく地域密着な体験が出来た。

人に道を教えてもらうのにも勇気が要ったが
一度、店先に座っていたおじさんに声を掛けたら
娘さん、おばあちゃん、お母さんと(多分)
一家全員出て来て教えてくれる。

お母さんは英語で地図を描いてくれて
小さな子に説明するかのように、何度も
「understand?」と確認してくれた。
ベトナムの人は一見怖そうに見える人でも
皆とても親切でニコニコとやさしい。

汗だくで、砂埃にまみれ、
やっと着いたデタム通りで、ホッとして
Funnyに寄り、マンゴーのアイスクリームを
食べた時は本当に至福だった。

Funny


多分、観光客のほとんどは
この場所を目指す時、川沿いではなく
真逆のファングーラオ通りからデタム通りに
入るのではないだろうか。
その方が安全そうだったけど、
私は、道が複雑そうで躊躇して
このルートを辿ってしまったのだった。

とりあえずいろいろブラついてはみたが
特に目的地にする事はなかったかも‥。
道中は面白く貴重な体験だったけど。

帰りはベンタイン市場までまっすぐ歩き
途中スーパーに寄って、おみやげになりそうな
蓮茶、ジャスミン茶、ベトナムコーヒー、お菓子などなど
カゴいっぱい買ってしまい(どこの国もスーパーは楽しい!)
手がちぎれそうになりながらホテルへ。

一息ついて、ドンコイ通りの“ベトナムハウス”で夕食。
いつもより少し高級そうなお店に入ってみたが
アオザイ美人によるベトナム民謡の演奏が始まり
楽しませてもらった。
(高級とはいえ、1人分で¥1000にも満たないくらい。)

つづく

ベトナム旅行-3-

今日はハノイ最後の日。
朝から、昨日足を伸ばせなかった“イパニマ”を目指す。
迷わないようホアンキエム湖を沿って進んだが
あと1歩のところで道が判らなくなり
現地の人数人に聞きながら辿る。

ようやく着いたイパニマにはかなり興奮!
店内では1部冬もののセールなどをやっていて、
かなり吟味したが、Tina Sparkleで買ったバッグが
やはり店内で一番気に入っていたので、買い物はせず。
さすが世界に名の通ったアジアのブランドだけあり
ゴージャスな、可愛い、洗練された世界に
すっかり引きずり込まれた。
日本にもショップがあれば売れるだろうなあ。

イパニマ



帰り道、道端のビアホイの前を通ると
お客さんのおっちゃん達が全員で
(多分)「入ってけ~~!」と叫んで
ビールジョッキを高らかに挙げていたので
お昼に“ミー・サオ・ゾン”なる・‥
かた焼そばのようなものを食べた。

昨日のフォーもそうだが、
小さな、決して清潔とは思えないお店でも
食べ物が美味しく安いので嬉しい。
元々ベトナム料理は大好きなので
今回の旅では食べる事も楽しみの大部分を占めていた。

ミー・サオ・ゾン



その後近辺のショッピングセンターや
スーパーなどに寄り、疲れたので
またホエンキエム湖のほとりのベンチに座っていると
陽気なおじさんが「Japanese?」と話し掛けてくる。
客引きかなあと思いつつ、会話をしていると
日本語がとてもうまい。

そのうち「ベトナムの美味しいお茶飲みますか?」
ときたので要らないと即答すると「無料だよ」と言うが
本当に欲しくなかったので
「さっき飲んだから要らない、ありがとう。」
と言って断り、その場を離れ、ホテルに向かって歩き出し
横断歩道で待っていた時、さっきのおじさんが
バイクでやってきて、「ホテルまで乗せてあげる」と言うので
歩いて帰ると言うと、また「無料!無料!」ときたが
「歩きたいからいいよ、ありがとう!バイバイ。」
と言うと素直に「ホテルすぐそこだからね!バイバイ。」
と立ち去る。

タダな訳はないだろうよ‥とは思うが
ハノイでは、ガイドブックに注意事項として
載っているような悪質な客引きなどには遭わず、
シクロやバイクタクシーなどは
断ると皆少ししゅんと(しているようにも見える)
引き下がるのが意外なくらいだった。

ホテルのロビーで再びアイさんにピックアップして貰い
イノバイ空港へ。
空港までの道は、都会では見られなかった
一面の田んぼに、木彫りをいぶしたようにきれいで
大きな牛が点在していて、のどかな光景だ‥
と思っていたら、そのうち道路でも
牛を見るようになり、「水曜どうでしょう」で見た
牛障害そのものだった。

空港で、荷物検査ギリギリまで見送ってくれたアイさん。
初めての1人旅で緊張の中、上手な日本語で
いつもニコニコ誘導してくれ、本当に心が休まった。
ありがとうございました。
今度来る時もぜひお世話になりたいなあ。

次にホーチミン空港で、私を出迎えてくれた
現地ガイドさんは女の子で、ハンさんという。
“ハン”とはベトナム語で“月”を意味するのだそうだ。
彼女もアイさん同様、ニコニコ可愛く人なつこくて
良いガイドさんと出会えて運が良いなあと有り難かった。
(ふたりはお友達なんだそうだ。)

今夜の宿泊先はリバーサイドホテル。
これがまた部屋も広く清潔で快適だった。

つづく

ベトナム旅行-2-

早起きして、意外にも行き届いた
ビュッフェ形式の朝食を食べる。
フランスパンやフルーツが美味しかった。

フロントで、安全とされているハノイタクシーを呼んで貰い
まずはドンスアン市場へ。
ホアンキエム湖より少し北の旧市街にある
かなりディープな市場は、食料品、衣料、雑貨‥と
隙間など見当たらないくらいに商品が並んでおり圧倒される。
意気込んで訪れたものの、お店の女の子に
柄付きの端切れマスクが1枚10ドル、と言われ
値切る気にもならず、しょっぱなから購買意欲が激減。

その後、地図を確認しては少し迷い、の繰り返しをしながら
旧市街を探索し、ハノイ大教会周辺で買い物。
行ってみたいお店は事前にチェックしていたが
殆どあてもなくブラブラしていたという感じ。

ハノイ大教会



まずはChang Long Silkで
何となく妹っぽいかなとピンときたミュールを購入。
木のソウルに貝細工でお花が施してあり、
甲の部分にはスパンコールのお花でとてもかわいい。
かかとの部分が少し欠けている事を指摘したら
1ドル負けてくれた。

このお店はバッグやポーチなども
同じような商品が溢れる程売られている界隈ながら
貝細工やビーズ、刺繍のデザインが若者向けで可愛かった。
店員さんの3人の女の子も可愛かった。

ガイドブックやネットなどで情報を見て
期待していたKenly SilkやKhai Silkは
生粋のアオザイやシルクのブラウスなど
良質な商品が並んでいたが、デザインはかなり
年齢層が高めのように感じ、
自分用に欲しいと思うものはなかった。

更に、入りやすそうで、
お店を覗いたら店員さんの反応があるショップを
片っ端から回る。ほとんど若い女の子が店員さんで
皆ひかえめでとても可愛く感じが良かった。

インテリアショップも多くて
コンランショップなどにでも置いてありそうな
カラフルな漆の器、食器などが
当たり前だが日本より随分安くてびっくり。

今日の最後の買い物は、イパニマの支店 Tina Sparkle。
噂には聞いていたがここは期待以上だった。
商品はまさしくヨーロピアンアジア!
ビーズ、フリル、パール、刺繍と色濃く個性的で
デコラティブで、他にはないイパニマカラーの商品たちに
ことごとく夢中になり、あれこれ迷った後バッグを購入。
すごく欲しい靴もあったのだが品薄でサイズがなく断念。

遅い昼食をサンドウィッチ屋さん、No Noodlesで済ませ
買い物した荷物を置くため一旦ホテルへ。
行きはタクシーだったので
帰りの徒歩はすごく迷ったけど
シクロタクシーの数多き呼び込みに
No Thanks!と言い続け、なるべくホテルのドアボーイ
などに道を教えて貰い、奇跡的にホテルに到着。

再度ホエンキエム湖沿いを通り
ベトナムで人気のアイスクリーム屋さん Funnyを目指す。
それにしても(判っていたつもりだが)ベトナムはカブ天国!
「今日はバイクのパレードか何か??」と思うくらい
広い道中バイクだらけで、車は10%に満たない。
ドライバー達の趣味は、やたらクラクションを鳴らす事。
そうでもしなければ、益々事故が増えるのだろう。

信号のない大きな横断歩道を渡る時は
あまりの交通量の多さに
「永遠に渡れないよ~~!」と嘆くのだが
勇気を出してそっと渡り始めると
皆さんキッレーーによけてくれるのだ。
私、何度も、もうダメだ轢かれる~!恐いよ~~!!
と叫んで目をつぶったはずなのですが‥無事でした。
マジックだ。

ハノイ



Funnyでシクロタクシーを象ったアイスクリームを
食べて(フルーツそのものの味で美味しい!)、
帰り道スーパーなどに寄り、またホアンキエム湖を
辿って、夕涼みがてらホテルを目指す。

暗くなってから行動するのが怖かったので
ホテルの近くでフォーでも食べようと
入った食堂で、現地人のヴィエンくんと出会う。

「1人旅は友達が作りやすいからいいよ。」と
旅慣れた友達から聞いていた割に、
親切そうに話しかけてくる男の子は
かなり警戒心を持って適当にあしらってしまい、
「友達作るって難しい‥」と思っていたが
ヴィエンくんは、照れ屋さんで真面目そうで
話していてとても自然に好感が持てた。

私の英単語と彼のベトナム語では
なかなか会話が成り立たず、
側に居たお店の小さな女の子たちが
その様子が面白いようで集まってくる。
みんなで、わけの判らないおかしな会話をしながら笑った。

私はみんなに日本から持って来た
サイコロキャラメルを配り、さようならを言うと
ヴィエンくんは“さようなら”ではなく
“また会いましょう”だよと
ガイドブックのベトナム単語集を指差しながら訂正する。
切なくもあったが、久しぶりに人と話して
笑ったような気がして、嬉しさが込み上げた。

ホテルから繁華街への道も、やっと迷わずに
把握できて、やっとこれから玄人探索か?!と思ったのに
もう明日にはハノイを発つなんて‥名残惜しい!

ヴィエンくん



つづく

ベトナム旅行-1-

機内食


朝からバタバタと日本橋でデジカメを購入。
初めての1人旅とあって、随分早めに着いた関空では
先日、式を挙げたばかりのY子夫妻と偶然にも会い驚いた。
見送ってくれた彼氏に名残惜しくもお別れして、
実家に電話、友達にメール、彼氏に電話、と
緊張からか興奮からか落ち着かなかった。
飛行機に乗り込み、離陸の時になぜかじわっと涙が‥。

しかし機内は2人座席でお隣は空席。
「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな~」
「Mr.インクレディブル」を観ながら、
快適な約5時間のフライト。
ハノイのイノバイ空港に着いたのはPM10:00過ぎ。
小雨がパラつき、蒸し暑い23℃。

現地ガイドのアイさんに、ワゴン車に乗せて貰い
1時間弱かかってトゥイ・ティエン・ホテルへ。
全く期待していなかったが、(なぜか)ダブルの部屋は
広く清潔で、恐れていた“お風呂に入ったらお湯が出ない”
なんて事もなく快適だった。

つづく

お花見

天気予報では今日は雨とあったので
諦めていたけど、あまりにも良いお天気なので
慌ててサンドウィッチとおにぎりを作って
万博公園へ出掛ける。

見頃の再頂点ではないだろうか、
広い公園内であふれんばかりに開花した桜は
毎年毎年何度眺めても、飽きる事なく美しい。
日本人に生まれて良かったと実感できる楽しみのひとつだ。
(岡本太郎の秀作、太陽の塔の存在感を実感できる事も。)

Taro1