Life affair -108ページ目

GILLES PETERSON「IN BRAZIL」「IN AFRICA」

今、うちの4枚のCDチェンジャーには、ジャイルスの
IN BRAZILと、続いて発売されたIN AFRICAが入っている。

IN BRAZIL IN AFRICA

80年代後半にアシッドジャズを生み出した
彼の作品を、DJプレイを、もうかれこれ
10年くらいは好きでいるけど、
本当に鬼才としか思えない構成力、選定力だ~!と
ど素人ながら実感してしまう。

IN AFRICAは夏がきたら、ジリジリと暑い真っ昼間に、
IN BRAZILはその夕方から夜にかけて聴いたら
気持ち良いだろうなと夏が楽しみになってくる作品です。

レイモン・サヴィニャック展へ

サントリーミュージアム


久しぶりにSちゃんと待ち合わせ、
心待ちにしていたサヴィニャック展を観賞しに
サントリーミュージアムへ。
http://www.odeon.jp/savignac/

サヴィニャック


私とサヴィニャックとの出会いは
かつて存在した京都の河原町OPA内のSmithで見かけた
トブラー・チョコレートのポスター。
かわいい少年がモチーフなのに、大人っぽく
媚びもなく、とても印象深かった。
その頃は品薄で手に入らなかったけど
今でもとても好きな作品。

パリの街を埋め尽くすかのごとく
生涯ポスター作家として生き抜いた彼の
100点余りのコレクションを、今回初めて
じっくりと観てみて、まずすごいと思ったのが
時には不可能であると思われる
“商品の判りやすさ”と“長けたデザイン”が
イコールとなって両立しているところ。
本当に素晴らしいデザインというのは
“かわいい”という形容だけでは
消化など出来ないんだなと実感した。

長い生涯、やはり挫折もあり
広告デザインの流行の主流が写真になった時
彼の仕事は激変するのだが
70歳を過ぎた頃に、シトロエン社の広告と共に
再び広告業界に復帰を果たす、というエピソードが
なんとも情熱的で格好良かった。

Bic

<ミュージアムショップで購入したサヴィニャック関連グッズ>

その後Sちゃんのオランダ・プラハ・ドイツの旅の
写真を見せてもらい、私はおみやげにいただいた
バウハウスミュージアムのポスター
(筒に入れて、バックパックに突き刺して
大事に大事に持って帰ってきてくれた‥感涙)や、
あちこちの国で買って来てくれたお菓子に大感激‥
いつもいつもありがとう~~ラブユー!

Sちゃんお勧めの谷六の魚料理のお店で
漁師が食べるような、新鮮・豪快な魚を食べ
Sヤンのお店で音楽を聴きビールを飲んで帰路に。
よく遊んだ楽しい1日でした。

「コーヒー&シガレッツ」

coffee&cigarettes


久しぶりの雨の中、楽しみにしていたジャームッシュの新作
「コーヒー&シガレッツ」を観に行く。
タイトルのごとく、大人の楽しみである
コーヒーと煙草と、たわいもない会話から
成り立った11話のオムニバス作品。
1986年から撮り貯めた作品なのだという。

ジャームッシュの作品を観るのは(短編除き)
「ナイト・オン・ザ・プラネット」以来だったけど
彼独自の、断片的であるそれぞれのストーリーが
言葉、単語、シチュエーションにより
リンクされている手法が重なるにつれ
そうそう、ジャームッシュだジャームッシュ!と
確認出来た時は、本当に久しぶりの秀作に歓喜した。

キャスティングの面白さと意外性に
何度もニヤリとさせられた。

イギー・ポップ×トム・ウェイツの
渋く格好良くも、どこか間抜けでチャーミングな会話、
この人は何の映画の脇役に出て来ても
大注目してしまうスティーブ・ブシュミ
(日本の俳優さんに例えるなら少し阿部サダヲと重なる‥)、
観賞中は気付かなかったケイト・ブランシェットの1人2役、
ホワイトストライプスのエピソードは
あまりにもバカバカしくて、“COUSINS? いとこ同士?”では
アルフレッド・モリーナとスティーヴン・クーガンの
それぞれ当人を演じるエピソードには
スパイク・ジョーンズの名前も挙がったりで
あちこちに仕掛けられた隠し扉を開いていくような
面白さを感じた。

DELIRIUM 幻覚


特に“DELIRIUM 幻覚”で
ウータン・クランの2人と共演する
ビル・マーレーの登場シーン、
しれっとコーヒーポットからコーヒーがぶ飲みする姿など
吹き出さずには居られなかった。

私は煙草を吸わないけど、無性に誰かと
“コーヒー&シガレッツ”したくなった帰り道でありました。

初めての植え替え作業

ずっと探していたが、なかなかこれだというものが
見つけられなかった我が家のモンステラの鉢、
たまたまURBAN RESEARCH DOORSで
素焼きの黒い鉢を見つけ、それに決めた。

鉢


こんな大物を世話した事などない私達
電話で母に確認をしつつ、
素人ながらスコップでざくざく土を掘り起こし
長くて鉢に納まりきらなかったヘゴの末端を切り
土を足し‥と何とか形になった。ホッ。
これでやっと我が子という実感が沸き、
責任感のようなものも付いてくる。
サンスベリアもお揃いの鉢になりました。

サンスベリア


▼鉢を買った帰り、BISQで見つけたはさみ3兄弟。
アメリカ製であることと、ロゴから“HOFFRITZ”としか
判らないが、セールになっていた事もあり
なんとなく強く惹かれ購入。

はさみ3兄弟


観察日記

5月にしては涼しい日が続いているが
陽は長くなり、確実に夏に近づいてきた。
良い季節です。

しゃくやく


先週買ってきたシャクヤクのつぼみが
果物のようにプクプクと熟れて開花しました。

モンステラ新しい葉


モンステラは次々と新しい葉っぱを増やしております。
この大きな葉っぱ、最初は手持ち花火のように
細長くクルクルと丸まっていて、
それが徐々に開いてこの完璧な形状になるのだと
初めて知りました。

くるくる

<クルクルの様子>

Danny Krivit「In The House」

Danny

最近音楽を探索する事があまりなく
与えられたものばかり聴いていたのだけど
久しぶりにタワレコに行ったら
ダニーmixのIn The Houseが出ているではないか!!

興奮して試聴してみたら‥心臓が
バクバクする程アタリではないか!
1曲目はBrand New Heaviesではないか!

曲提供はなんともゴージャスすぎる面子、
Da Lata、福富幸宏、Blaze、Joe Claussell、Bah Samba...と
ダニーの手にかかり贅沢にも美しく繋がっているではないか!
しかも私の好きなメロディアスかつボーカルしっかり系、
ヘビーリスニングな3枚組になりそうです。

イベントツアーはないのかな‥。うずうず。

憧れのモンステラ

モンステラ


モンステラが我が家にやってくる。
この植物は、以前から育ててみたいと思いつつ
大きいし、私の手に追えるだろうかと
躊躇していたものだが、今回ついに母親からプレゼントされる。

とても、とても嬉しいがいつまでも今のまま
元気で居てくれるよう、うまくつき合っていけたらいいなあ。

沖縄旅行-5-

朝から北谷公園のサンセットビーチを散策し
温泉前に設置された足湯に浸かったりして過ごす。

セルロイド


その後、近くのカフェセルロイドでお昼。
家具はミッドセンチュリーなのだが
なにせオープンエアであるだけに
めいいっぱい吹き抜ける、
野性味溢れる海風がとても気持ち良かった。
近辺のビーチで少しくつろいだ後
那覇市へ向かう。

オウム

<国際通りに停車中の車に居たオウム>

今回はあまり都会へは感心がなかったのだけど
お土産屋さんで溢れ帰る通りを歩き、やちむん通りへ。

国際通りの喧噪から少し離れ、落ち着いたこの場所は
須永辰緒の曲のタイトルにもなっていた。
いろんなお店でこの焼き物に触れてみて
欲しいと思い買ったのは、やちむん喫茶で見つけた
花器と、やちむんの里で買ったつまようじ入れ。

その後“うちなー喫茶 ぶくぶく”で琉球の作法である
ぶくぶく茶を味わってみる。
茶筅でてんこ盛りにたてられた泡が特徴なのだが
うーーん、何と言うか素直においしいって感じではなく
珍しい、という感じ。
私が頼んだのは、さんぴん(ジャスミン)ぶくぶく茶で
お茶事体はすごく濃厚で美味しいのだけど
由緒あるぶくぶく茶を体験し、中国や台湾を思わせる
インテリアに囲まれた広いお座敷きで
充分くつろぎ、ひとまず満足でしたという感じ。

ぶくぶく茶

<ぶくぶくさんぴん茶>

久しぶりに人の多いアスファルトの地面を
歩き続けると妙に足が疲れたが
“お菓子のポルシェ”で2人とも大好きな
ちんすこうだけは買った。

その後、まるでハワイに居るかのような錯覚を感じる
免税店“DFS ギャラリア沖縄”をぶらつき、
ぶくぶく茶の満腹感が衰退してきたところで
きれいな沖縄居酒屋“ぱいかじ”で
これまで食べ損ねていたミミガーや
ソーミンチャンプル、島らっきょうなどを注文し
軽く食事を終える。

沖縄旅行-4-

名残惜しくも八重岳をあとにする。
この、日本とはとうてい思えない
原生林の中で感慨を受けた事は果てなくあり、
大袈裟だけど私にとっては、生き方に、これからの人生に
かなり大きな影響を貰ったと思う。

この場を借りて、ファームのオーナー夫妻、
元気なMYちゃん、シャイなMちゃん、
ベーカリーの皆さん、そして誰より
束の間の休日なのに深い深いおもてなしと
素晴らしい沖縄を私達に見せてくれたR氏、
本当にお礼の言いようもない程だけど
この場を借りて、本当にどうも有難う。

2人ともこの自然に色々な思いを巡らせ
すごく楽しみにしていた、美ら海水族館へ。

美ら海水族館


2002年にオープンしたばかりの
国営の水族館は、世界一の大きさを誇る
アクリルパネルの大水槽で、ジンベイザメや
エイやマンタや、様々な海の生き物が
悠々と巡回している姿を
まるでダイビングしている気持ちで眺める事が出来る。
思った以上の感激にふたりとも歓声とともに水槽を眺め、
ほとんど無言で写真を撮りまくり、
後で公開し合ってみると、同じような構図の
同じような生き物を撮影していて笑った。

パネルに面したカフェスペースでお茶をしていると
いちばん人なつこいと思われるエイが
何度も何度も遊びにやってきてはご挨拶。
隣で小さい男の子が
「大きいさーー!」と感激の声をあげていて可愛かった。

やちむん喫茶


その後、本部町の山あいの、
“やちむん喫茶 シーサー園”でくつろぎ
名護市役所の、代表的な沖縄建築の外観を見学。
やちむん焼きの窯元が集結した、読谷村のやちむんの里を
散策し、ビーチで夕日が沈むのを待ったり、
美浜の観覧車に乗ってみたり、
思いの向くままに過ごし、北谷町の
ナイトマーケットに行ってみる。

この周辺は、若者が多いリゾートスポットのようで
洋服屋や食べ物屋、呑み屋などを沢山目にする。
このマーケットは、もうアジアのどこの国か
天王寺なのか、よく判らないものが
無判別に並んでいるマーケットで
買いたいものは特に見当たらなかったが
なんとも言えない面白い一帯だった。

Sunset


つづく

沖縄旅行-3-

朝から、ファームのオーナー夫人が作ってくれた
朝食をいただく。
自然食が大好きな私にとって、玄米と黒ゴマのシェイクや
手作りのジャムや、R氏のパン工房で焼かれた
全粒粉のパンの美味しさには目からウロコ。
オーナーは以前医者であった方なので
食生活について色々なお話を聞けてとてもためになった。

沖縄県はかつて全国で不老長寿と名高い地区だったが
最近はすさまじく押し寄せてくるアメリカの食生活により
そうではなくなったとの事。

脂肪分、塩分、糖分を摂取しすぎの現代の食文化について
私も考え直し、完全なベジタリアンとはいかずとも
今よりもっと野菜と豆を食べて、肉も砂糖も脂も減らし
精製された素材はなるべく使わないようにしてみようと思った。

オーナーの言う、健康より大切なものなんてない
という言葉に、判ってはいた事だけど
この歳で、これから改善をして行くという楽しさを覚えた。

今日は朝から、完成されたばかりの
古宇利大橋を渡り古宇利島へ。
お天気も良く、3人で思い思いに
散策したり写真を撮ったりしながら過ごす。

古宇利島

<最も気に入っている無邪気な少年のショット>

お昼に大宜味村の前田食堂で、名物牛肉そばを食べる。
黒胡椒とバターの効いた、てんこ盛りの牛肉と
もやし炒めがのっかった沖縄そば。
この胡椒がとめどなく汗を流れさせ
途中まで食べたところで我慢大会のような気持ちに‥。
「胡椒少なめで!」とオーダーしていた人の気持ちが
よく判ったけど、美味しかったです。

次に本島最北の地、辺戸岬を目指す。
サンゴ礁の断崖絶壁から与論島を確認したり
荒々しい波打ち際を見下ろしたり。
一面に広がった贅沢なまでのテッポウユリが
美しかった。

辺戸岬

<断崖絶壁です。>

そこから遠くに見えた大きなヤンバルクイナの
展望台を目指したり、手作り看板に惹かれ
山甌(やまがめ)という、ヘゴの密林に囲まれた
カフェでお茶をしたり、マングローブ広がるヒルギ公園で
夥しい数のシオマネキに対面したり、
R氏のきめ細かな完全なるガイドのお陰で
大充実・大感激のやんばる編でした。

ヤンバルクイナ展望台

<大迫力のクイナさん>

つづく