「監督失格」

わたしの周りの映画好きの友人が
こぞって楽しみにしている映画、
「監督失格」。



もう東京や試写会なんかで観た人は、
とにかくみんな凄い衝撃を受けていて
そのうちわたしも気になり、
観てみることにしました。



まずわたしは主演であるAV女優と監督の関係も知らず、
ドキュメンタリー作品であることすら知らなかったので
始まって半分くらいは、正直あんな美しくない映像を
観てるのが苦痛で‥。

ただ、後半で感情移入せざるを得なくなる
衝撃的な出来事が起こる。

ここからはもう監督の個人的な感情を
「ここまで？」っていうくらい絞り出したくだりに
入ってしまうので、辛いの一言じゃ言い表せないくらい
色んな感情と一緒に巻き込まれてしまうんです。

この“身を削ってまで（いや魂か？）”の構成は
ひたすら凄いなって思った。
とくにエンドロール直前のあの叫び。

わたしごときの映画鑑賞力じゃ
この映画をちゃんと理解できないよなあと
思う部分も多々あり。難しい。
‥ので観終わった後は疲れてました。

そして、女性目線と男性目線で
感じることも評価もバッサリ別れる作品だと
思います。とにかく色んな人の感想を
じっくり聞いてみたい。

決して好きな作品じゃないのに
“残ってしまう”この感じ。
「やられた！」ってことなのかな。

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