「ブラック・スワン」

ナタリー・ポートマンが
ゴールデン・グローブ賞授賞式で見せた
ドレッシーな妊婦姿の美しさに見とれてから、
すごく心待ちにしてた「ブラック・スワン」。



ようやく観てきました。

「白鳥の湖」の主役の座を努めるためには
純真な白鳥の心と、激しい感情むき出しの
黒鳥の心を持たなければ成り立たない。

主役に抜擢されたニナ（ナタリー・ポートマン）は
そのプレッシャーに翻弄され、葛藤し
自己の人格をも破壊する闇の中へ自分を追いつめてしまう。



その“闇”部分は、思っていたよりずっとダーク。
幻覚症状の表現もホラーっぽく構成されてたりするくらい
残酷で、あらゆるものを破綻させ‥



まさかの結末が、ああだとは‥‥！

ハッピーエンドか、アンハッピーエンドかは
観た人によって感想が別れると思いますが、
個人的にはニナは“白鳥”の無垢な美しさ
のままで居て欲しかったなあ。
‥あんなに極限に達するほど苦しむのなら。
(もちろんそれではストーリーが成り立たないけど。）

とにかくナタリー・ポートマンの演技と
バレエの技術力は、今更言うまでもないですが
神がかり的なオーラを放ってました。

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