観光 | Life affair

観光

早起きして今日は観光地巡り。

朝から凱旋門に行き、その足で新凱旋門へ。
私は凱旋門そのものを観た時より
凱旋門~新凱旋門を巡った事にすごく面白味を感じた。
ここでも凱旋門の美しい彫刻を施された建築様式と、
新凱旋門には新しいセンスと技術に感動した。
この日はお天気が良く、空は鮮やかな青をしていた。

それからパリのシンボル、エッフェル塔へ。
エッフェル塔に登る事自体より、下から見上げるように
写真に納めるんだと楽しみにしていた。
念願通り、なかなか良いアングルで写真が撮れた。
かなりはしゃいだ。



続いて時間がなくなってきたので
オルセー美術館は素通りし、ルーブル美術館へ。
ここには北海道の札幌で見たモエレ沼公園の
イサムノグチのガラスのピラミッドそのものがあった。
しかしこれもまた古代の建築様式に
溶け込んだメラミン樹脂貼りのピラミッドが
青い空と共にとても美しかった。

その足でシャンゼリゼ通りの、いわゆるブランド街へ。
欲しいものがわずかながら有ったので
ヴィトン本店に寄るも、ああ!やっぱり
店内に長い行列があり、欲しい物が有るなら
そちらに並んで下さいと日本人の店員さんに言われ
ありがとうございます!と言って速攻お店を後にした。

この時点でかなり萎えたのだが、やっぱり
旅行前から買うつもりだったものだけは諦めたくなく
もう1店舗のヴィトンへ。こちらも日本人、アジア人が
多かった。本店よりは幾分ましだが。

来年のスケジュール帳とバングルを必死の思いで買い
(ここではたまたま付いてくれたフランス人女性の
 店員さんが物凄く親切で難なく気持ちよく買い物ができたが・・。)
カードを切って、免税の書類を発行して貰い
外で待ってくれていた彼氏を探すと
お店の前の石のベンチに寝転がり、空の写真を撮っていた。

その姿を見た途端、こんな事に必死の自分が
とても小さくて恥ずかしく思ったのを忘れられない。
人間の価値って、持ち物でなんか決まらない。
日本人観光客のツアーに混じって

私は明らかにブランド物目当ての浮かれ日本人。
バングルはショーケースになかったので
絶対やりたくなかった、雑誌の付録の
商品写真を見せる行為・・をしてしまった。

常々思ってきた事だけど、ブランド物を持つことで
私はなにか安心でも出来るのだろうか。
自分に似合った身分相応のものを身に付けている人の方が
100倍かっこいいと判っていたはずだ。
ブランド物事態を否定する訳ではないし(デザインの素晴らしい物は
見ているだけで惚れ惚れするし)今回買ったものも然り、
自分に見合っている(と思う)本当に欲しいものは持ちたいと思う。

価値観が更に明確になった1コマであった。

最後にジャン・ポール・エヴァンに寄って
ドバイ空港以来していない“お茶”をと思ったが
閉店間際でアウト。
おみやげ用にタブレットを10枚注文したら
日本語OKの店員さんもギョッとしていた。
フランスの物価は日本より高いが
ここだけは別。タブレットは日本のショップの
約半分の値段だった。